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膜・ケーブル構造 / 仮設 / 川口衞

- 1987
- / 神奈川県川崎市多摩区長尾
向ヶ丘遊園展示場
- 建築設計
- 村田豊建築事務所
- 構造の特徴
- ケーブル補強メッシュ型空気膜構造
蘭・第12回世界会議のためのパビリオン2棟で,いずれも空気膜構造(エアドーム)である。円形プランの第1ドームは直径75m,高さ20m,曲玉形のプランをもつ第2ドームは最大幅40mで,面積は前者が4700㎡,後者が3500㎡である。
第1、第2ドーム共に気密の役割を持つPVCフィルム(0.1mm厚)、小範囲の力を処理するメッシュ幅100mmのポリエステル網、および大きな力を処理する構造用ストランドロープ(14,20,30φ)で構成されている。このようにして作られる「メッシュ+メンブレン型」のエアドームは、各部材がそれぞれの負担面積の応じた「格付け」を持つため、非常に経済的であり、また、いわゆる「立体裁断」なしにきわめて自然に力学原理に適った曲面が形成できるという特長を持っている。
第1、第2ドーム共に気密の役割を持つPVCフィルム(0.1mm厚)、小範囲の力を処理するメッシュ幅100mmのポリエステル網、および大きな力を処理する構造用ストランドロープ(14,20,30φ)で構成されている。このようにして作られる「メッシュ+メンブレン型」のエアドームは、各部材がそれぞれの負担面積の応じた「格付け」を持つため、非常に経済的であり、また、いわゆる「立体裁断」なしにきわめて自然に力学原理に適った曲面が形成できるという特長を持っている。