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S造 / パンタドーム構法 / スポーツ / 川口衞

- 2008
- / Xativa, Spain
ハティバ闘牛場
- 建築設計
- cmd Ingenieros社
- 構造の特徴
- 鉄骨ラチストラス(自昇式パンタドーム構法)
スペイン、ヴァレンシア州のハティバ闘牛場は、1917年スペインのモダニスト建築家、デミトリオ・リベスによって設計されたが、竣工後90年を経て老化が認められるようになったため、拡張・改修工事をすることとなった。今回の工事の内容は、原設計の雰囲気を保ちながら、観客席を拡張し、原設計にはなかった屋根を架けることであった。屋根の直径は101.6mで、直径86.2mの観客席の外周に沿って配置される44本の柱で支持される。屋根の主構造システムは車輪型で、直径42mの内部トラスリングを設け、上部リングは圧縮力、下部リングは引っ張り力を負担する。
本施設の設計・施工には新しく開発した、リフトアップに仮設支柱を全く用いない「自昇式パンタドーム構法」を適用した。
本施設の設計・施工には新しく開発した、リフトアップに仮設支柱を全く用いない「自昇式パンタドーム構法」を適用した。