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橋梁 / 川口衞

- 2009
- / 中国天津市
永楽橋
- 建築設計
- 川口衞
- 構造の特徴
- 観覧車付き橋梁
永楽(えいらく)橋:設計案は、海河の再開発によって観光を中心に街全体をよみがえらせたいという目的で、天津市が行った国際デザインコンペの結果、採用されたものである。テムズ河畔の大観覧車「ロンドン・アイ」の存在が全ロンドンの観光客の数を2%増加させたという事実から、観覧車の観光客誘致効果に着目し、観覧車を組み込んだ橋を提案した結果が天津市の願望と一致した。ロンドン・アイが川に沿って回転しているのに対して、この観覧車は川を横断して回転する。橋は2層になっており、上のレベルが車道、下のレベルは川の両岸の親水空間をつなぐ歩行者空間であると同時に観覧車の乗降デッキとなっている。橋の長さは42m+120m+42mであり、幅員は、25~30mである。