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パンタドーム構法 / スポーツ / 川口衞

- 1995
- / 大阪府門真市大字三ツ島
なみはやドーム
- 建築設計
- (株)昭和設計
- 構造の特徴
- スペースフレーム(パンタドーム構法:非鉛直方向リフトアップ)
大阪なみはや国体のプールとして使用され,かつ,冬期にはスケートリンクとして,又,体育館としても利用可能な機能を備えている。建物は平面,断面ともに楕円形で,ドームの「赤道」が水平面に対して5°傾斜している。建物規模は、127×111mで,最高高さが42.7mである。 建設においては5°の勾配を持つ非鉛直方向のリフトアップに挑戦し,運動できるのは意図する方向のみであるというパンタドームの特性を活かしたエレクションを行った。28.7mの全揚程を1日(8時間半)でリフトアップした。大屋根構造の非鉛直方向リフトアップは世界に前例がなく、パンタドーム構法の特性を遺憾なく発揮した例ということができる。