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タワー / 川口衞

- 2004
- / 中国天津市
天津モニュメント
- 建築設計
- (株)磯崎新アトリエ
- 構造の特徴
- パラメトリック・デザイン
高さ50mの鋳鋼製モニュメントである。
鉛直線を含む平面上に任意の曲線を描き、その平面を鉛直線周りに回転させると、回転曲面が得られる。 この曲面と水平面の交差で得られる円の中心から発する渦線を上記の曲面に垂直投影すると、曲面上に空間曲線が得られる。渦線のフェーズを何度かずらして同じ操作を行なうと、上記と合同な、今一本の空間曲線が得られる。得られた2個の空間曲線を結ぶ水平線を連続的に推動させると、曲面が得られる。次に、先の鉛直線を含む鏡面について上記と対称な曲面を作り、所定の高さで切断すると、安定的な形態が得られる。このモデルに所定の荷重を与え、不足部材を追加し、曲面各部の厚さを与えると、構造物としての形状・寸法が確定する。最初の空間曲線、渦線、ずらしのフェーズなどを定めるパラメータを変えてやると、種々の異なった造形が得られる。解析結果を感覚的にチェックするために、模型を作り、検討した。
鉛直線を含む平面上に任意の曲線を描き、その平面を鉛直線周りに回転させると、回転曲面が得られる。 この曲面と水平面の交差で得られる円の中心から発する渦線を上記の曲面に垂直投影すると、曲面上に空間曲線が得られる。渦線のフェーズを何度かずらして同じ操作を行なうと、上記と合同な、今一本の空間曲線が得られる。得られた2個の空間曲線を結ぶ水平線を連続的に推動させると、曲面が得られる。次に、先の鉛直線を含む鏡面について上記と対称な曲面を作り、所定の高さで切断すると、安定的な形態が得られる。このモデルに所定の荷重を与え、不足部材を追加し、曲面各部の厚さを与えると、構造物としての形状・寸法が確定する。最初の空間曲線、渦線、ずらしのフェーズなどを定めるパラメータを変えてやると、種々の異なった造形が得られる。解析結果を感覚的にチェックするために、模型を作り、検討した。